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東洋医学と薬膳を学ぶ

el viento YOGAからだのお勉強会を開催しました。


初開催となる今回のテーマは

【東洋医学の基本と薬膳を学ぶ】

~きれいを作る!自分を知る!東洋医学的養生法を学ぶ一日~

 

鍼灸・整骨+エステティック日月・オーナーの石綿貴子先生をお招きしてのお話会。午前と午後の2回に分けて、30代から60代までの女性、計16名のみなさんご参加いただきました。

まずは東洋医学と西洋医学の違いから話は始まります。

 

東洋医学と西洋医学は一概にどちらが良い・悪いというのではなく、その考え方や治療方法に大きな違いがあるとのこと。

 

西洋医学は「症状」に注目し「病気を診る」のに対して

東洋医学は「原因」に注目し「人を診る」というイメージです。

 

 

もう少し具体的にイメージをしていきます。

 

西洋医学は解剖学や生理学などの科学的見地から分析的、局所的、理論的に治療していきます。

 

いろいろな検査を行い、客観的なデータをもとに診断します。

 

検査に現れない異常は病気とはみなされず

不調を訴えても治療方法が見当たらないことも起こります。

 

 

一方で、東洋医学は創造的、全体的、経験的な視点で原因を探します。

 

例えば、肩こりがあるからといって、肩に直接アプローチしていいくわけではありません。

 

肩こりの原因が必ずしも「肩」にあるとは限らないという考え方です。

 

不調がでている部分だけに注目するのではなく、体全体のバランスや、生活環境や気候も含めて診断していきます。

 

また、未病といって、病気になる一歩手前の状態でも治療の対象になることも、西洋医学との大きな違いです。

 

東洋医学のイメージがわいたところで、さらに具体的に「気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)」について学びます。

 

●気→生命活動の原動力

●血→栄養の総称で、血液とその中に含まれる栄養素

●津液→リンパ液や汗、鼻水などの体液

 

これらはそれぞれが重要な役割を果たしていて、東洋医学ではこの3つのどの要素も健康を維持する上でとても大切だと考えられています。

 

どれかが足りなかったり多すぎたりしてバランスを保てなくなると、それは自身の体質や舌の状態に現れます。

 

 

ここでみなさん手鏡を片手に、大きな口を開けて自分の舌を観察します。

 

舌の細胞は3日おきに生まれ変わると言われていて、今現在の自分の体調を自覚する一つの手がかりとなります。



 

例えば、舌の状態が以下のような人の場合

 

・色が白っぽい

・全体にボテっとしてハリがない

・下の周りに歯の跡がつく

 

「気」が不足している「気虚」の状態ということになります。

 

「気虚」の方の場合以下のような特徴があります。

 

【体質】気力がない、疲れやすい、汗をかきやすい、下痢をする

 

【体質の特徴】生命エネルギーの気が乏しくなると→臓器機能が低下する→胃腸にも影響がでやすく、食べ物の消化吸収機能が低下→栄養吸収が悪くなる→免疫機能が低下→風邪やアレルギーになりやすくなる。

 

【養生法】ヨガやウォーキングなどのゆったりした運動。早寝早起きを行い、しっかり睡眠時間を確保すること。

 

【おすすめ食材】ごはん・豆類・きのこ・芋・鶏肉・卵・牛乳

 

石綿先生に参加者一人づつ順番に舌診(舌の診断)をしていただき

個々に体質改善や必要な食べ物などのアドバイスをいただきました。

 

普段、自分の身体の状態を自覚し、何気に好んで食べない食材があることに気が付いたり、自分の身体に今本当に必要な食材は何かを知る機会となりました。

 

そして最後に薬膳のお茶をいただいてホッと一息。

 

短い時間でしたが、みなさん、先生のアドバイスをいただきながら、ご自身の身体を改めて知る良い機会となったようです。

 

「東洋医学」「薬膳」というと少し専門的で特別なものであるイメージが先行しますが、実は日常生活においてとても身近で手軽なものなんだということも感じていただけたのではないかと思います。

 

 

みなさんがお帰りになったあと、石綿先生と話していました。

 

 

「薬膳がどうだ、こうだ・・ということを伝えたかったというより、みなさんが日々の生活の中で毎日の自分の身体や心の変化を意識していただける機会になれば嬉しい」と、石綿先生。

 

私のヨガに対する想いと同じだったので、とても共感しました。

 

 

石綿先生、どうもありがとうござました。

参加者のみなさまも貴重なお時間をありがとうございました。

 


次回、第2回のからだのお勉強会、テーマは「お灸と経絡(けいらく)」です。


最近は、自分で家でもできるシールタイプの手軽なお灸もあり、お灸はより身近なものになってきましたね。


経絡は実は非常にヨガと関係しています。

詳細は後日、お楽しみに♪